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Aug 02, 2023

投獄された米国人ポール・ウィーランがロシア流刑地で貴重なビデオに映る

2020年6月15日、ロシアのモスクワでの評決公聴会で、スパイ容疑で拘束され被告の檻の中に立つ元米海兵隊員ポール・ウィーラン氏。ロイター／マキシム・シェメトフ／ファイル

2020年6月15日、ロシアのモスクワでの評決公聴会で、スパイ容疑で拘束され被告の檻の中に立つ元米海兵隊員ポール・ウィーラン氏。ロイター/マキシム・シェメトフ/ファイル写真、ライセンス権を取得

［ワシントン、８月２８日 ロイター］ - 米国が偽りだと主張するスパイ容疑でロシアで投獄された元海兵隊員、米国国籍のポール・ウィーラン氏が、月曜日にクレムリン支援のニュースチャンネルによって放送された貴重なビデオに映った。

2018年にロシアで逮捕されたウィーラン氏は、2020年にスパイ罪で有罪判決を受け、ソ連時代から流刑地として悪名高いロシア地域モルドヴィアの流刑地で16年の刑を言い渡された。 彼は告発を否認している。

バイデン政権はウィーラン氏を「不当に拘留された」と認定したが、これは告発に根拠がなく、主にアメリカ国民であるという理由でターゲットにされたことを意味する法律用語である。

ロシア国営放送ロシア・トゥデイ（RT）が公開した映像の中で、刑務所の黒い制服とそれに合った帽子を身に着けたウィーランさんは、他の受刑者たちとともに刑務所内のさまざまな場所に現れ、ミシンを使って裁縫をしたり、カフェテリアにいたりしている。

「彼の本当の姿を見るのは、2020年6月以来今日が初めてだ」と弟のデビッド・ウィーランさんは電子メールで述べた。

同氏は、ロシア・トゥデイ紙が5月にウィーラン氏を撮影するために刑務所に現れ、ウィーラン氏が参加を拒否したところ、刑務所職員が彼に報復したと語った。 ビデオの中で、ウィーラン氏は質問者に対し、質問には答えないと伝えている。

バイデン政権は、ロシアによるウクライナ侵攻により二国間関係が冷え込む中、ロシアと2回の捕虜交換を実施した。 ウィーラン氏はどちらにも属していなかった。

ロシアは2022年4月、ロシア人パイロットのコンスタンチン・ヤロシェンコ氏と引き換えに、2019年に現地で有罪判決を受けた元米海兵隊員トレバー・リード氏を釈放した。

2022年12月のロシアとの捕虜交換で、ワシントンは悪名高い武器商人ヴィクトール・バウトと引き換えに米国のバスケットボールスター選手ブリトニー・グリナーの釈放を確保した。

今月、アントニー・ブリンケン米国務長官はウィーラン氏と電話で会談した。 政権は同氏を帰国させるために全力を尽くしていると繰り返し述べてきた。

ロシアはまた、米国人でウォール・ストリート・ジャーナル記者のエヴァン・ガーシュコビッチ氏をスパイ容疑で拘束しており、最長で懲役20年が言い渡される。 彼は3月末にウラル地方のエカテリンブルク市で逮捕された。

ゲルシコビッチ氏は容疑を否認しているが、土曜日、モスクワでの公判前拘留の最近の延長に対して控訴した。

Humeyra Pamuk によるレポート。 編集：ジョシー・カオ

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トムソンロイター

ヒューメイラ・パムクは、ワシントン DC を拠点とする外交上級特派員です。 彼女は米国国務省を取材しており、米国国務長官と定期的に出張しています。 ロイター通信社での20年間、彼女はロンドン、ドバイ、カイロ、トルコに赴任し、アラブの春やシリア内戦から数多くのトルコ選挙や南東部のクルド人反乱まであらゆることを取材してきた。 2017 年、彼女はコロンビア大学ジャーナリズム学部のナイト・バジョットフェローシッププログラムを受賞しました。 彼女は国際関係学の学士号と欧州連合研究の修士号を取得しています。